おつかれさまです、集中マンです。今週は一気に涼しくなって過ごしやすい1週間でしたよね。一方で日経平均は熱い上昇を続けています。さてまずは、いつもの資産推移から見ていきたいと思います。
今日の資産推移(目標:資産1億円)
- ポートフォリオは「日経平均に集中つみたて投資」です。毎月つみたて+余剰資金はドカ積みです。
- 本日の評価額:1,842万円
- 前回からの増減:+41万円(+0.9%)
- コメント:東京CPIの鈍化がインフレ抑制期待がありセンチメントが改善。金曜はやや下げましたが、今週はトータルで上昇でした。
長期金利(日米10年)
- 一言ジャッジ:米=やや重い上向き/日本=高止まり
- 米10年:4.1%台前半。短期は利下げ継続でも、実体経済の底堅さから長期金利は滞留が続いています。
- 日本10年:1.65%で高止まり。日銀は政策金利を据え置き。次回会合(10/29–30)での金利上昇をにらみ上昇を続けています。
為替(ドル円)
- 直近1週間のざっくり方向感:149円に到達
- 今日の水準と1週間の値幅:149円前後、この1週間は147.5〜149.9のレンジで推移。150円が心理的な壁として意識されいるようですね。
- 背景のポイント:
1. 米10年の粘り ⇒ ドル高要因。
2. 日銀の“ややタカ派化”示唆(資産売却・タカ派発言) ⇒ 円高要因。
3. やや円安方向に動くも、双方が綱引きして大きくは動かない、という結果になりました。
日経平均の週間動向
- 今週の動き:週を通じて4.5万台を突破しようと動いていましたね。米関税の影響や米金利利下げ期待により、一時的に乱高下する場面もありましたが、週計では+0.69%でした。
- セクター/銘柄の寄与:ヒートマップをみると、AI・半導体関連株は根強く、東京エレクトロン/アドバンテスト/キーエンスなどが指数を支えました。消費ディフェンシブの一角も底堅いですね。
指標内容(前回〜今回の間に出た国内重要指標)
- 東京都区部CPI(9月・速報):コア(除く生鮮)+2.5%で市場予想2.8%に届きませんでした。一方、総合(ヘッドライン)+2.6%は前月並みで、“鈍化方向だが2%台維持”。公共料金・子育て費軽減などの政策要因が効きつつ、サービス価格の粘着も残る内容でした。全国CPIの先読み指標として、インフレの下方向の粘りを示唆しています。
- PMI(9月フラッシュ):製造48.4(6か月ぶりの弱さ)/サービス53.0(拡大継続)/合成51.1。輸出向け需要の弱さと国内サービスの強さの“ねじれ”構図は継続。企業は在庫に慎重、コスト圧力はやや和らぐも、販売価格は粘るという読み。
- 日銀の資産売却方針:ETF=年約3,300億円/J-REIT=年約50億円を**“タイミング分散”**で市場売却。需給ショックを避ける配慮が明記され、段階的な正常化の一歩。
🗓 今後注目の国内イベント(向こう1週間:9/29〜10/4)
**「いつ・何が出るか」**を押さえておくと、指数の振れに驚かずに済みます。前回値やトレンドもセットで簡潔に整理します。
- 小売売上高(8月)/商業動態統計・速報:9月30日(火)8:50予定
- なぜ重要?:消費の地力を測る基礎データ。賃上げ・名目成長の持続性をチェック。
- 前回(7月):+0.3% YoY(減速)。
- 今回の見立て:+0.4〜1.0%の小幅改善を想定。訪日客(インバウンド)の寄与や耐久財の一服が綱引き。経産省の案内でも9/30 8:50公表と明記。
- 鉱工業生産(8月)・速報:9月30日(火)8:50予定
- なぜ重要?:輸出・設備投資の温度感を映す。特に自動車・半導体製造装置の波。
- 前回(7月改定):前月比▲1.2%。
- 今回の見立て:前月比は小幅プラス〜ゼロ近辺。IIPの先行コメントでも「8月増→9月減」見込みが示されており、反動増の幅は限定とみます。
- 住宅着工件数(8月):9月30日(火)午前
- なぜ重要?:金利上昇局面での住宅需要の耐久力を測る。
- 前回(7月):▲9.7% YoY(減少幅は縮小)。
- 今回の見立て:▲5%前後(減少続くが縮小傾向)。材料価格の落ち着きで底入れの芽に注目。
- 完全失業率(8月)/有効求人倍率(8月):10月2日(木)予定
- なぜ重要?:賃金→物価→政策の三段論法の起点。雇用の強さはサービス消費の持ち直しにも直結。
- 前回(7月):失業率2.3%、求人倍率1.22周辺。
- 今回の見立て:失業率2.3〜2.4%/求人倍率1.21〜1.23。労働参加上昇で失業率は下がりにくいが、雇用は全体としてタイト。公的カレンダー上も今週後半の発表見込み。結果は次回記事でフォローします。
- 短観(9月調査):10月1日(水)8:50
- なぜ重要?:設備投資・価格設定・賃上げ意欲を一気に俯瞰できる総合温度計。
- 民間予想:**大企業製造業DI=+14(前回+13)**など、小幅改善の見方が優勢。出る数字次第で、日銀の10月会合のニュアンス(タカ派/ハト派)が変わる可能性あり。
集中マン的 まとめ
- 基本戦略は不変:日経平均インデックスを長期積立。足元のニュースで株価が揺らいでも、賃上げ定着/コーポガバナンス改革/インバウンド/AI投資循環という株価上昇テーマは継続しています。
- イベント活用の考え方:短観(10/1)→雇用統計セット(10/2)→月末実体指標(9/30)と、来週は重要指標が一気に公開されます。
- リスクシナリオ:米10年が4.3〜4.5%方向に突っ走ると、グロースの一服→循環物色で指数が荒れる可能性。とはいえ日本株のROE改善・自社株買いが効いており、**“深押しは拾われる”**地合いは継続と見ます。
👨💼 集中マン的 補足
PMI製造の弱さは“外需の風向き”に要注意のサイン。短観の輸出関連コメントと設備投資計画を重ねて読みたいですね。サービスの粘りが保てていれば、日本株の“良い金利上昇”(金融や内需に追い風)シナリオは崩れません。
最後に:
このブログは、火・金(週2回)更新で定点観測で「毎週の景色」を並べていきます。ブックマークして通勤等のお供にどうぞ!。質問や「この指標も毎回入れてほしい」などの要望はコメント欄へ。では、また次回!
